旬の食材
皆様こんにちは!
汐入駅前歯科、管理栄養士の岩渕と申します。
8月は例年通り夏らしく、30度超の暑い日が続いております。暑さと冷房の寒さで体調を崩されていらっしゃいませんか。栄養のあるものを摂って暑い夏をのりきりましょう!!
栄養のあるものと言えば、今の時期ですと夏野菜ですね。全ての食材には旬が存在します。今回のテーマは「旬の食材」についてお話させていただきます。
まず、「旬」とは、ある特定の食材について、他の時期よりも新鮮で美味しく食べられる時期であります。 また旬の物はよく市場に出回るため、値段も安価になりやすい傾向があります。
今の時期ですと、トマト・おくら・きゅうり・ピーマン・ナスなどの夏野菜が旬であります。
また、魚にも旬があり、あゆ・きす・かます・かわはぎ・かんぱちなどが旬であります。
旬の食材はなぜ、ほかの時期より美味しく食べることができるのでしょうか?
それは高い栄養価や、その時の季節にはあった効果があるからです。
「おくら」を例にとって考えてみましょう。
「おくら」は刻むと粘り気が強くなる食材です。
夏になると飲食店などでも「おくらのネバネバ丼」など、
おくらの性質を生かしたメニューが多いのではないでしょうか。
しかし、冬の時期になかなか「おくら」を使ったメニューは少ないと思います。
なぜ、夏におくらを使ったメニューが多いのでしょうか。
「おくら」は夏の暑い日差しを受け、鮮やかな緑色に育ちます。太陽の光が多い夏場は光合成が活発になり、同時に栄養価もほかの時期と比べ高くなりやすいです。
また、「おくら」のネバネバとした性質も夏の弱った胃腸を保護し整える作用があります。
こういったことから季節にあった成長・収穫時期、特性が「旬」を決めています。
今ではビニールハウスや、室内栽培など文化の発展と共に、通年食べられる食材が増えてきました。しかし、その季節に合った食材を食べることは、体を整えること出来るのです。
今や、多種多様な食文化が広まっている我が国ですが、ユネスコの無形文化遺産にも登録された「和食」は、日本人にとって1番馴染み深く、日本人の胃や腸などの消化器官も密接に関係しています。
日本の行事食などの食文化も「旬の食材」と密接に関係していますので、これを機に「和食」や行事食に興味をお持ちいただけましたら幸いです。
汐入駅前歯科では、掲示物に8月・9月の旬の食材について掲示物を掲載しております。その月の行事や文化について食と関連して書いておりますので、よしければ当院にご来院頂き、ご覧下さい。
スタッフ一同お待ちしております。