マイオブレース効果を最大化する〜正しい使い方と期待できる変化

マイオブレース矯正とは?歯並びの根本原因にアプローチする治療法
お子さまの歯並びや口呼吸が気になる親御さんは少なくありません。
マイオブレース矯正は、単に歯を動かすだけでなく、歯並びが悪くなる根本的な原因に働きかける予防型の矯正治療です。口呼吸、舌の位置異常、飲み込み時の癖といった日常的な口腔習慣を改善することで、顎の正しい成長を促し、自然にきれいな歯並びへと導きます。
取り外し可能なマウスピース型の装置を使用するため、食事や歯磨きの際には外すことができ、お子さまの日常生活に大きな支障をきたしません。また、固定式のワイヤー矯正と比較して痛みが少ないと感じる方も多く、むし歯のリスクも抑えやすい点が特徴です。
治療は成長期の子どもを対象に行われ、永久歯が生えそろう前の早い段階で始めるほど効果が出やすいとされています。特に3歳から15歳までが治療に最適な年齢とされており、顎の成長が活発な時期に介入することで、将来的な抜歯矯正を回避・軽減できる可能性が高まります。

マイオブレース効果を最大化する正しい使い方
装着時間を守ることが最も重要
マイオブレースの効果を引き出すには、正しい装着時間を守ることが何より大切です。
推奨されているのは、日中1〜2時間と就寝中の装着です。この時間を守らないと筋機能への働きかけが不十分となり、治療期間が長引いたり、期待した効果が得られない可能性があります。装着時間が不足している場合、治療期間が長くなるケースが多く見られます。
日中の装着時間を確保するためには、テレビを見る時間や読書の時間など、日常生活のなかで習慣化することがポイントです。例えば、「学校から帰ってきたらマウスピースを装着する」「夕食後にアクティビティを行う」といったルールを決めることで、自然と習慣化しやすくなります。
正しい向きと装着方法を確認する
マイオブレースには正しい装着方向があります。誤った向きで装着すると、噛み合わせが乱れる可能性もあるため、歯科医師の指示に従うことが重要です。
装着時は、軽く噛み合わせた状態で奥までしっかりと入れ、口を閉じて鼻呼吸を促すのが理想的です。浮いていたり、半分しか入っていない状態では効果がありません。装着中は口を閉じるよう意識し、鼻呼吸を習慣づける必要があります。
清潔に保つための管理方法
使用後は必ず水洗いし、時には中性洗剤などで洗浄します。また、保管時には乾燥させ、専用ケースに入れて保管することが望ましいです。清潔に保つことで、むし歯や歯肉炎のリスクを抑えることができます。

アクティビティ(筋機能訓練)の重要性と実践方法
アクティビティとは何か
マイオブレース治療では、マウスピースの装着だけでなく、「アクティビティ」と呼ばれるトレーニングを行います。
これは、口腔周囲の筋肉や舌の使い方を整えることで、歯並びの改善を促すための重要な要素です。トレーニングが大半の効果を占めるほど大切であり、マウスピースを入れているだけでは効果は半減してしまいます。
アクティビティは1日5分程度のトレーニングで、呼吸、舌、飲み込み方、唇、頬のエクササイズを行います。マイオブレースを装着した状態で1日2回実施することが推奨されています。
具体的なアクティビティの内容
舌のトレーニングでは、正しい舌の位置を習慣化します。舌を上あごに正しく位置付けるトレーニングや、舌を適切に動かす練習を行うことで、自然な顎の発達をサポートし、歯並びが整いやすくなります。マイオブレースには「タンタグ」と呼ばれる小さな突起がついており、舌先を正しい位置(スポット)に誘導する役割があります。
鼻呼吸の習慣化も重要です。口呼吸は歯並びの乱れを引き起こす大きな要因の一つであり、正しい鼻呼吸を身につけるためのトレーニングを行います。口を閉じた状態での呼吸練習や、鼻で深く吸うトレーニングなどが含まれます。
口腔筋のエクササイズでは、唇や頬の筋肉を鍛えます。口周りの筋肉が弱いと、正しい舌の位置を保つことが難しくなるため、ストローを使った吸引トレーニングや、口を閉じた状態での頬の運動などを行います。
正しい飲み込み方の練習も欠かせません。舌の使い方が間違っていると、歯並びにも影響を与えるため、正しい飲み込み方を身につけることで、舌の動きを適切にし、矯正治療の効果をサポートします。
継続するためのコツ
アクティビティを毎日継続するためには、日常生活の中に取り入れることが大切です。習慣化するためのルールを決め、ゲーム感覚で楽しむ工夫も有効です。特に子どもの場合、単調なトレーニングは飽きてしまうことがあるため、「何秒キープできるか競う」など、楽しい要素を取り入れると続けやすくなります。
家族の協力も重要です。子どもが一人で継続するのは難しいこともあるため、家族がサポートし、一緒にトレーニングすることで、モチベーションを維持しやすくなります。毎日の記録をつけることもおすすめです。

マイオブレースで期待できる効果と実感までの期間
口呼吸の改善と全身への影響
マイオブレース治療で最も早く実感できる効果の一つが、口呼吸の改善です。
鼻呼吸が習慣化されることで、お口やのどの乾燥を防ぎ、口臭やお口の病気のリスクが下がります。また、風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスといった感染性の呼吸器疾患にかかりにくくなるというメリットもあります。鼻腔には細菌やウイルスを排除する天然のフィルターの作用があり、吸気に適切な湿り気を与える天然の加湿器のような作用も期待できます。
口呼吸を改善しないままでいると、筋肉のバランスが崩れ、歯、顎、鼻の骨に影響が出てしまいます。鼻呼吸への移行は、歯並びだけでなく全身の健康にも貢献する重要な変化です。
舌位置の正常化と顎の成長促進
舌が正しい位置にあることで、口腔内のスペースが確保され、鼻呼吸がしやすくなります。また、嚥下時の動きがスムーズになりやすく、誤った嚥下習慣の改善に役立ちます。
顎の正しい成長を促すことも大きな効果の一つです。上顎骨の成長は6歳までに80%、12歳までに95%の成長が完了するとされており、この時期に正しい口腔習慣を身につけることで、顎が本来の大きさまで十分に発達するよう導きます。その結果、すべての歯が収まるための十分なスペースが確保され、ブラケットを使用しなくても自然とまっすぐな歯が生えます。
歯並びの改善と顔立ちの変化
マイオブレース矯正は、歯並びの改善だけでなく、お顔立ちも変わる治療です。口呼吸を改善し、正しい筋機能を身につけることで、顔の骨格の最適な発達を促し、良い顔立ちになる効果が期待できます。
治療期間は一般的に1年から3年程度が目安とされています。これは子どもの年齢や顎の成長具合、悪習癖の有無、装置の装着状況などによって変動します。特に、8歳までに治療を始めた方で、いわゆる2期治療と言われる成人矯正治療を行う方はほとんどいらっしゃいません。

治療期間を短縮するために大切なこと
装着時間とトレーニングの徹底
治療期間が長くなる主な原因は、装着時間の不足とトレーニングの不徹底です。
マイオブレースは取り外し可能であることがメリットである反面、使用時間を守らなければ十分な効果が得られません。子ども自身の協力や、保護者の方の管理が不可欠です。日中1〜2時間と就寝中の装着を確実に守り、1日5分程度のアクティビティを継続することが、計画どおりに治療を進めるための基本となります。
定期的な通院と進捗確認
定期的に歯科医院に通院していないことも、治療期間が長くなる要因の一つです。通常、月1回程度の来院が推奨されており、装置の調整や進捗確認、新しいトレーニングの指導などが行われます。
当院では、お子さまのモチベーションを維持し、習慣化を促すためにzoomアクティビティを取り入れています。月2回zoomでのアクティビティが受講可能なため、お子さまのモチベーションを維持することができ、このシンプルなルーティンが矯正治療期間をより効果的に短くします。
家族のサポート体制
子どもがマウスピースの装着を嫌がるなど、習慣化が難しいという点もあります。家族の協力を得て、一緒にトレーニングすることで、モチベーションを維持しやすくなります。「どちらが長く・上手にできるか」など競い合うことも効果的です。
保護者の方の見守りと声かけが、子どもにとって大きな支えとなります。毎日の記録をつけ、小さな進歩を一緒に喜ぶことで、お子さまの継続する意欲を高めることができます。
マイオブレース矯正が適している年齢とケース
治療開始に最適な年齢
マイオブレース治療に最適な年齢は3〜15歳で、特に呼吸器官や顎の成長がより活発に起こる6歳〜8歳が理想的です。
上顎骨の成長は6歳までに80%成長し、12歳までに95%の成長が完了するため、この時期に口呼吸を鼻呼吸に治し癖をなくすことができると、顎が正しく成長し、歯並びも綺麗になり、成人矯正を行う必要がなくなる可能性が高まります。
間違った口腔習癖はすべての永久歯が生え揃う前から明らかになるため、従来考えられていたよりもずっと幼少期、早い子どもで3歳から治療が開始できます。永久歯が生えるのを待ってからブラケット治療を行うと、残念ながら、歯だけでなく子どもの健康と発育に影響を及ぼす取り返しのつかないダメージを受ける危険性があります。
マイオブレースが適しているケース
マイオブレース矯正は、歯並びが悪くなる原因に介入する治療として扱われており、以下のような問題に対応できます。
- 口呼吸
- 舌癖
- 飲み込み時の舌の位置異常
- 唇や頬の筋肉バランスの乱れ
- 顎の成長不足・偏り
お子さまに以下のような症状がある場合、マイオブレース矯正が適している可能性があります。
- 口がポカンと開いている
- 口呼吸である
- 猫背、姿勢が悪い
- 鼻がよく詰まる、アレルギーがある
- いびきをかく
- 睡眠中に口が開いている
- 落ち着きがない、じっとしていられない
- 冬になると唇が荒れる
- 唇に力を入れてゴックン
マイオブレース単独で完結しないケース
マイオブレースは万能な治療ではなく、成長期の重要な選択肢のひとつとして位置づけられています。
マイオブレース単独で完結しない場合もあり、成長を見ながら段階的に治療を進め、必要に応じて次の矯正へ移行することもあります。すべての症例に適応できるわけではなく、歯の位置が大きくずれている場合や、成長が終了している場合には適応外となることもあるため、治療を始める前に、信頼できる歯科医師による的確な診断が重要です。
汐入駅前歯科のマイオブレース矯正へのアプローチ
将来まで安定する口腔環境を目指して
当院の矯正治療は、歯並びを整えることではなく、将来まで安定する口腔環境を作ることを目的としています。
噛み合わせ、顎の成長、筋機能(舌・唇・呼吸)、清掃性、治療後の後戻り防止を総合的に考え、矯正からメンテナンス、必要に応じた補綴・インプラントまで一貫して対応できる点が特徴です。治療開始前には、歯並びだけでなく「なぜ今この歯並びになっているのか」を重視して診断を行います。
マイオブレース矯正の位置づけ
マイオブレース矯正は、歯並びが悪くなる原因に介入する矯正治療として扱われています。取り外し式の装置を使用し、日中と就寝時に装着し、トレーニング(筋機能訓練)を併用し、成長期の顎発育を活かします。
マイオブレース単独で完結しない場合もあり、成長を見ながら段階的に治療を進め、必要に応じて次の矯正へ移行します。万能な治療としてではなく、成長期の重要な選択肢のひとつとして説明しています。
小児矯正における当院のスタンス
小児矯正の目的は、顎の成長を正しい方向に導く、永久歯が並ぶスペースを確保する、将来の抜歯矯正を回避・軽減する、噛み合わせの基礎を作ることです。
年齢・成長段階に応じた開始時期の見極め、歯並びだけでなく口の使い方・生活習慣、無理に歯を動かさない治療設計を重視しています。「今すぐ矯正が必要か」「経過観察でよいか」も含めて説明し、必要以上の治療は行わないスタンスを取っています。
メンテナンスと長期的な管理
メンテナンスは矯正治療の一部として組み込まれており、通院が終わる=治療完了ではありません。
矯正中は虫歯・歯肉炎リスクが上がり、歯並びが整っても管理が不十分だと後戻りするため、長期安定には定期的なチェックが必須です。定期検診、クリーニング、矯正中の清掃指導、装置使用中のトラブル管理、治療後の保定装置チェックに対応しています。
総院長がインプラント治療にも精通しているため、矯正とインプラントを別物として扱わず、長期視点の治療設計が可能です。将来インプラントが必要になる可能性を見据えた歯列設計も行っています。
まとめ:マイオブレース効果を最大化するために
マイオブレース矯正は、歯並びの根本原因である口呼吸や舌の位置異常に働きかける予防型の治療法です。
効果を最大化するためには、日中1〜2時間と就寝中の装着時間を守り、1日5分程度のアクティビティを継続することが何より重要です。正しい舌の位置、鼻呼吸、正しい飲み込み方を習慣化することで、顎の正しい成長を促し、自然にきれいな歯並びへと導きます。
治療期間は一般的に1年から3年程度ですが、8歳までに治療を始めた方で成人矯正が必要になる方はほとんどいません。装着時間の徹底、トレーニングの継続、定期的な通院、家族のサポートが、計画どおりに治療を進めるための鍵となります。
お子さまの歯並びや口呼吸が気になる方は、まずは無料相談にご参加ください。当院では、お子さまの成長段階や口腔環境を総合的に診断し、必要以上の治療は行わず、将来まで安定する口腔環境を作ることを目指しています。マイオブレース矯正が適しているか、経過観察でよいかも含めて、丁寧にご説明いたします。
お子さまの健やかな成長と、美しい歯並び、そして全身の健康をサポートするために、私たちと一緒に取り組んでいきましょう。
【監修者紹介】
山口 和巳(やまぐち かずみ)

はじめまして。汐入駅前歯科 総院長の山口和巳です。
私が歯科医師を志したのは、中学3年生のときに父を病気で亡くしたことが大きなきっかけでした。母が一人で私を懸命に育ててくれたことへの感謝とともに、家族を失う悲しみや医療の大切さを強く感じ、この道を目指しました。母の負担を少しでも軽くしたいという思いから、国立の新潟大学歯学部へ進学し、国民の皆様の税金に支えられながら学ばせていただきました。
今こうして歯科医師として働けているのは、学生時代から多くの方々に支えていただいたおかげです。だからこそ、その恩を地域の皆様に少しでもお返ししたいという思いを胸に、日々診療に取り組んでいます。
私のポリシーは「できる限り多くの方に質の高い歯科医療を提供すること」。経営面では決して器用ではありませんが、目の前の患者様に対して損得を一切考えず、「ここに来てよかった」と思っていただける治療を常に心がけています。
私が理想とする医師像は、映画『パッチ・アダムス』に登場する医師のように、人として温かく、誠実に寄り添える存在です。その姿に少しでも近づけるよう、今もさまざまな勉強会やセミナーに参加し、最新の技術を学び続けています。
これからも一人でも多くの方の健康を支えられるよう、技術を磨き、人間としても成長を重ねてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
略歴:
- 1991年 新潟大学歯学部卒業
- 1998年 ストローマンインプラント認定医
- 1999年 汐入駅前歯科 開院
- 2000年 ブローネンマルクインプラント認定医
- 2004年 ハーバード大学インプラント科研修
- 2006年 パナソニックデンタルレーザーインストラクター
- 2007年 ITIメンバー認定(インプラント学術団体)
- 2007年 マロクリニック(ポルトガル、リスボン)All-on-4研修
- 2010年 アンキロスインプラント認定医
- 2010年 厚生労働省認定指導医
- 2014年 Smile10デンタルクリニック 開院
【姉妹院のご案内】
Smile10デンタルクリニック
センター北駅徒歩1分、Smile10デンタルクリニック。
駐車場無料チケットありで車でも安心。
ホワイトニング・小児矯正・インプラントもお気軽にご相談ください。
📍住所:〒224-0003 横浜市都筑区中川中央1-1-5 YOTSUBAKO 6階
📞TEL:045-530-0824
まとめ
小児矯正の本質は、単に歯を並べることではなく、顎や脳が活発に成長する「ゴールデンタイム」に呼吸や舌、嚥下など口腔機能の問題を改善し、お子様本来の健やかな成長を守ることです。
マイオブレイス小児矯正はその根本から改善を図る治療。親御様のご協力は不可欠ですが、その分、お子様が将来健康で豊かな生活を送るための大切な基盤となります。
少しでも口呼吸や歯並び、顎の発育が気になったら「まだ早い」と思わず、ぜひ一度汐入駅前歯科にご相談ください。丁寧なカウンセリングで最適なプランをご提案いたします。
汐入駅前歯科
住所: 〒238-0041 神奈川県横須賀市本町3丁目27 ベイスクエアよこすか一番館2F
診療時間: 月〜金 9:00〜12:00 / 13:30〜18:00
土日 9:00〜12:00 / 13:30〜17:00
休診日: 祝日、その他特定日(全社研修日、ゴールデンウイーク、夏季休暇、年末年始休暇)
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📍京急「汐入駅」から徒歩1分
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