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子供の歯並び相談はいつから?最適なタイミングと見極め方を解説

お子さまの歯並びが気になり始めたとき、「いつ相談すればいいのだろう」と迷われる保護者の方は多いものです。

早すぎても、遅すぎても、お子さまにとって最適な治療時期を逃してしまうかもしれません。

実は、歯並びの相談には「ベストなタイミング」があります。それは、お子さまの成長段階や歯並びの状態によって異なるのです。

この記事では、30年以上にわたり小児矯正に携わってきた経験から、年齢別の相談目安と早期発見のメリット、そして専門医が教える見極めポイントを詳しくお伝えします。

子供の歯並び相談、最初のタイミングは「6〜7歳」

小児矯正の相談時期として、最も一般的な目安は6〜7歳頃です。

この時期は、永久歯の前歯4本と第一大臼歯(一番大きい奥歯)が生えそろうタイミングに該当します。小学校に入学する頃ですね。

なぜこの時期が重要なのでしょうか。

それは、乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」に入り、お子さまの顎の成長を利用した治療が可能になるからです。顎の骨がまだ柔らかく、成長する力を活かして歯が並ぶスペースを確保できます。

ただし、親御さんが「生え変わった」と判断して来院されたときには、すでに治療の適切な時期を逃していたケースも少なくありません。

前歯の永久歯が良くない状態のまま動きが止まってしまったり、奥歯がぐらつき始める年齢になると、矯正装置が安定しにくくなる場合があるのです。

6〜7歳で凸凹やズレがある場合、まだ生えてきていない歯も顎の中で方向を変えてきて、悪化していく可能性が高いです。手遅れになる前に、早めの相談をおすすめします。

年齢別・歯並び相談の目安とチェックポイント

3〜5歳(乳歯列期)の相談ポイント

乳歯だけの時期でも、相談が必要なケースがあります。

特に注意すべきなのは「受け口(反対咬合)」です。下の前歯が上の前歯より前に出ている状態ですね。

受け口の多くは、上下の咬み合わせがズレています。咀嚼がうまくいかず、顎や身体の成長・バランスにも影響します。また、歯の位置に加えて骨格の問題が生じている可能性もあります。

上顎骨は頭蓋骨や脳とも近い位置にあり、成長スパートが早い時期にあるのです。そのため、上顎骨の発育に異常が認められる場合は、小児矯正を早い時期に開始しなければ手遅れとなります。

受け口の場合、4歳前後から矯正を開始しても決して早いとはいえません。適切に、バランスよく成長する期間を長く確保するためにも、早めの治療が望ましいとされています。

お子さまの受け口に気づいたときには、年齢にかかわらず、一度その時点でご相談ください。

6〜10歳(混合歯列期)の相談ポイント

この時期は、小児矯正の「一期治療」を開始する最適なタイミングです。

一期治療の主な目的は、顎の成長を正しい方向に導き、永久歯が並ぶスペースを確保することです。将来の抜歯矯正を回避・軽減し、噛み合わせの基礎を作ります。

年齢・成長段階に応じた開始時期の見極めが重要で、歯並びだけでなく口の使い方・生活習慣も考慮します。無理に歯を動かさない治療設計を重視しています。

「今すぐ矯正が必要か」「経過観察でよいか」も含めて説明し、必要以上の治療は行わないスタンスを取っています。

10歳以降(永久歯列期)の相談ポイント

10歳前後から顎の拡大も難しくなってきます。

12歳頃になると、最後の永久歯(12歳臼歯・第2大臼歯)が生えそろい、「二期治療」を開始する時期に入ります。この頃には永久歯が生えそろい、顎の骨の発育もピークを超えています。

二期治療では、完成した土台に永久歯を1本1本、正しい位置へと移動させる治療を行います。歯並びの乱れを細かく整えるのに適した時期です。

当院ではマウスピースによる二期治療を行っており、目立たず、綺麗で、衛生的、とても人気のある最新の矯正方法です。

早期相談で得られる5つのメリット

子供のうちから矯正を行うメリットは、大人の矯正治療にはないものがたくさんあります。

メリット1:顎を拡大しやすい

顎の成長をコントロールするのは、成長段階にある子供の時期にしかできない治療です。

子供の骨は柔らかく、歯を動かしやすい特徴があります。そのため弱い負荷でも調整ができ、痛みも軽いというメリットがあります。

メリット2:抜歯するリスクが低い

顎を拡大して永久歯が並ぶスペースを確保する手法なら、抜歯せずに治療ができます。

将来の大人の矯正治療でも抜歯リスクが抑えられます。大人になってからだと永久歯の抜歯が必要なことも少なくありません。

メリット3:適応能力が高い

大人と比較すると子供の適応能力は高く、矯正装置にも早く慣れる子が多くいます。

また、身体の成長についても、治療後の咬み合わせに対し、歯や歯ぐき、周辺筋肉の適応能力が総じて高いです。

メリット4:治療費が抑えられる

歯の移動が成人よりもスムーズに行えることから、治療期間も短縮でき、ひいては治療費を抑えることができます。

メリット5:原因への介入ができる

治療開始前に「なぜ今この歯並びになっているのか」を重視して診断を行います。

口呼吸、舌癖、飲み込み時の舌の位置異常、唇や頬の筋肉バランスの乱れ、顎の成長不足・偏りなど、歯並びが悪くなる原因に介入する治療が可能です。

生活習慣を改善することで、成長に伴って噛み合わせのバランスが崩れてしまうことを防ぐことができます。

専門医が教える「今すぐ相談すべき」歯並びのサイン

以下のような歯並びが見られる場合は、早めの相談をおすすめします。

受け口(反対咬合)

下顎の前歯が、上顎の前歯より前方に出ているタイプです。

前述の通り、受け口は骨格的な問題が生じている可能性があり、早期治療が望ましいとされています。

開咬(かいこう)

奥歯を噛み合わせたときに、上下の前歯に高さ方向のすき間があるタイプです。

オープンバイトとも呼ばれ、咀嚼機能に影響を与える可能性があります。

上顎前突(出っ歯・口ゴボ)

上顎の前歯が、下顎の前歯より大きく前方に突き出しているタイプです。

口ゴボの原因にもなり、見た目のコンプレックスにつながることがあります。

叢生(そうせい・乱ぐい歯)

歯が前後に重なり、歯列がガタガタになっているタイプです。

歯磨きがしづらくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

食事中の気になるサイン

「食事のスピードが遅い」「食事をしながらよくこぼす」「あんまり噛んでいない」といった様子が見られれば、それは噛み合わせが悪い可能性が高いです。

よく噛めずに食べ物を丸飲みしていると、内臓に負担を与え、成長発育にも良くありません。

「様子を見てもいい」歯並びと「急ぐべき」歯並びの違い

すべての歯並びの乱れが、すぐに治療を必要とするわけではありません。

様子を見てもいいケース

乳歯の前歯が斜めに生えている(ハの字)場合には、それほど心配する必要はありません。

顎が成長するに従ってスペースができ、歯が正しい向きに変わってきます。

また、乳歯のすきっ歯も、永久歯と比べてサイズが小さいため、永久歯への生え替わりによって解消されることが多く、過度に心配する必要はありません。

永久歯が斜めに生え始めたときや、永久歯への生え替わり時期(混合歯列期)のすきっ歯も、基本的に経過観察に留めます。

念のため歯科医院を受診し、経過観察をしていきましょう。

急ぐべきケース

一方、骨格的な異常に由来する受け口は、早期治療が必要となることが多いです。

顎の成長を利用した治療は、成長段階にある子供の時期にしかできません。適切な時期を逃すと、将来的に外科手術が必要になる場合もあります。

また、永久歯になっても歯の間にすき間が空いている場合は、永久歯が小さい、顎が大きいなどの理由で矯正治療を検討する必要があります。

マイオブレース矯正という選択肢

当院では、マイオブレース矯正にも対応しています。

マイオブレースは、歯並びが悪くなる”原因”に介入する矯正治療として扱われています。

マイオブレースで対応できる問題

  • 口呼吸
  • 舌癖
  • 飲み込み時の舌の位置異常
  • 唇や頬の筋肉バランスの乱れ
  • 顎の成長不足・偏り

マイオブレースの特徴

取り外し式の装置を使用し、日中と就寝時に装着します。トレーニング(筋機能訓練)を併用し、成長期の顎発育を活かします。

ただし、マイオブレース単独で完結しない場合もあります。成長を見ながら段階的に治療を進め、必要に応じて次の矯正へ移行します。

「万能な治療」としてではなく、成長期の重要な選択肢のひとつとして説明しています。

矯正治療とメンテナンスの重要性

矯正治療は、装置を外したら終わりではありません。

メンテナンスが重要な理由

  • 矯正中は虫歯・歯肉炎リスクが上がる
  • 歯並びが整っても管理が不十分だと後戻りする
  • 長期安定には定期的なチェックが必須

当院では、定期検診、クリーニング、矯正中の清掃指導、装置使用中のトラブル管理、治療後の保定装置チェックに対応しています。

メンテナンスは矯正治療の一部として組み込まれており、「通院が終わる=治療完了」ではありません。

将来まで安定する口腔環境を作ることを目的とし、歯並びを整えるだけでなく噛み合わせ、顎の成長、筋機能、清掃性、後戻り防止を総合的に考えています。

親御さんが知っておくべき3つのこと

1. 早すぎる治療にも注意が必要

矯正治療のゴールは「永久歯」を噛み合わせることです。

「乳歯だけ」の段階から始めると早過ぎるケースもあります。顎が成長して自然と噛み合わせが改善することもあり、見極めが必要です。

ただし、早すぎてもいけませんが、適切な時期に矯正治療を開始すれば、治療の幅を広げることができるというメリットがあります。

2. 長期的な視点が必要

子どもの矯正治療は長期にわたるため、矯正前に「きちんと通い続けられるか」「親が子どもに協力し続けられるか」を考えてみてください。

矯正中の親の協力は不可欠です。

3. 虫歯予防も同時に行う

虫歯は、虫歯菌が糖分から生み出した酸で歯を溶かされるお口の病気です。

虫歯治療で歯を削ったり抜いたりすると、歯並びがズレてしまうこともあります。乳歯はいつか抜けて永久歯に生え変わるといって、虫歯を放置すると永久歯が虫歯になってしまったり、永久歯の生え方にも悪影響を及ぼしてしまったりします。

虫歯予防のためには、日々の歯磨きなどのケアを十分に行うこと、そして歯科医院でプロの手によるクリーニングを活用することが大切です。

まとめ:お子さまの将来のために、今できること

子供の歯並び相談は、6〜7歳頃が一般的な目安です。

ただし、受け口など骨格的な問題がある場合は、4歳前後からの早期治療が必要なこともあります。

早期相談のメリットは、顎の成長を利用した治療ができること、抜歯リスクが低いこと、治療費が抑えられることなど多岐にわたります。

一方で、すべての歯並びがすぐに治療を必要とするわけではありません。顎の成長を待つケースもあり、専門の歯科医師による見極めが重要です。

当院では、「今すぐ矯正が必要か」「経過観察でよいか」も含めて説明し、必要以上の治療は行わないスタンスを取っています。

矯正治療は、歯並びを整えることだけが目的ではありません。将来まで安定する口腔環境を作ることを目的とし、噛み合わせ、顎の成長、筋機能、清掃性、後戻り防止を総合的に考えます。

お子さまの歯並びが気になったら、まずは一度ご相談ください。

汐入駅前歯科 矯正歯科・小児歯科では、30年以上の経験を持つ総院長が、お子さま一人ひとりの成長段階に合わせた最適な治療計画をご提案いたします。

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【監修者紹介】

山口 和巳(やまぐち かずみ)

はじめまして。汐入駅前歯科 総院長の山口和巳です。

私が歯科医師を志したのは、中学3年生のときに父を病気で亡くしたことが大きなきっかけでした。母が一人で私を懸命に育ててくれたことへの感謝とともに、家族を失う悲しみや医療の大切さを強く感じ、この道を目指しました。母の負担を少しでも軽くしたいという思いから、国立の新潟大学歯学部へ進学し、国民の皆様の税金に支えられながら学ばせていただきました。

今こうして歯科医師として働けているのは、学生時代から多くの方々に支えていただいたおかげです。だからこそ、その恩を地域の皆様に少しでもお返ししたいという思いを胸に、日々診療に取り組んでいます。
私のポリシーは「できる限り多くの方に質の高い歯科医療を提供すること」。経営面では決して器用ではありませんが、目の前の患者様に対して損得を一切考えず、「ここに来てよかった」と思っていただける治療を常に心がけています。

私が理想とする医師像は、映画『パッチ・アダムス』に登場する医師のように、人として温かく、誠実に寄り添える存在です。その姿に少しでも近づけるよう、今もさまざまな勉強会やセミナーに参加し、最新の技術を学び続けています。

これからも一人でも多くの方の健康を支えられるよう、技術を磨き、人間としても成長を重ねてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

略歴:

 

【姉妹院のご案内】

Smile10デンタルクリニック
センター北駅徒歩1分、Smile10デンタルクリニック。
駐車場無料チケットありで車でも安心。
ホワイトニング・小児矯正・インプラントもお気軽にご相談ください。

📍住所:〒224-0003 横浜市都筑区中川中央1-1-5 YOTSUBAKO 6階
📞TEL:045-530-0824

まとめ

小児矯正の本質は、単に歯を並べることではなく、顎や脳が活発に成長する「ゴールデンタイム」に呼吸や舌、嚥下など口腔機能の問題を改善し、お子様本来の健やかな成長を守ることです。

マイオブレイス小児矯正はその根本から改善を図る治療。親御様のご協力は不可欠ですが、その分、お子様が将来健康で豊かな生活を送るための大切な基盤となります。

少しでも口呼吸や歯並び、顎の発育が気になったら「まだ早い」と思わず、ぜひ一度汐入駅前歯科にご相談ください。丁寧なカウンセリングで最適なプランをご提案いたします。

汐入駅前歯科

住所: 〒238-0041 神奈川県横須賀市本町3丁目27 ベイスクエアよこすか一番館2F
診療時間: 月〜金 9:00〜12:00 / 13:30〜18:00
土日 9:00〜12:00 / 13:30〜17:00

休診日: 祝日、その他特定日(全社研修日、ゴールデンウイーク、夏季休暇、年末年始休暇)

 

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