電動歯ブラシについて
こんにちは。
汐入駅前歯科、歯科衛生士の松本です。
早いものでもう11月になりました。これからさらに寒くなりますので風邪など引かないよう気を付けて過ごしましょう。
さて、今回のテーマは「電動歯ブラシについて」です。
皆さんは手動と電動とどちらをお使いになっていますか?
電動歯ブラシは適切に使えていれば、プラークを効率
よく落とせる優れものです。
でも、電動歯ブラシを使っているのに思ったより磨けていない
人が多かったりします。
磨けていない方にありがちな傾向が4つあります。
していませんか?こんな使い方!
1.磨く時にブラシを動かしている
NG!磨く時にブラシをゴシゴシと動かしていませんか?
高機能の電動歯ブラシは、手磨き用の歯ブラシと同じように動かしてはダメなのです。
電動歯ブラシは歯面に「あてるだけ」が基本です。
2.ブラシヘッドを交換していない
NG!お使いの電動歯ブラシの毛先。
色が落ちていたり、毛束が開いていたりしませんか?
手磨き用の歯ブラシと同じように、電動歯ブラシのブラシヘッドも定期的に交換が必要です。(目安は3ヶ月)
3.磨く時にブラシを押し付けている
NG!過度の力で押し付けると、歯や歯茎にダメージを与えてしまう事も。
高機能電動歯ブラシには、押し付け過ぎを知らせたり、防止する機能が付いていますので、そちらも活用しましょう。
4.ブラシヘッドを選んでいない
NG!特に考えず、いつも同じタイプのヘッドを使い続けていませんか?
どうしても上手く磨けない場所があるという場合、違うタイプのブラシヘッドに変えてみるのも有効です。
では、歯ブラシ型のヘッドの代表格フィリップス ソニッケアーを例に
使い方を見てみましょう!
ソニッケアーのプラーク除去効果の秘密。それは音波水流!
ソニッケアーは、ブラシだけでなく、ブラシの動きから生じる水流にもプラーク除去効果があります。
ブラシヘッドの上下方向の高速振動と、左右方向の振幅により、音波水流を発生させます。
このダイナミックな液体の流れが、毛先の届きにくい歯と歯の間や歯と歯茎の間を通り抜け、付着したプラークを落とします。
振動+振幅が組み合わさったブラシの動きとそれが生み出す音波水流は、ソニッケアー独自のもの。
ソニッケアーの正しい持ち方
・パームグリップ
パームグリップはしっかり持つ事が出来ます
・ペングリップ
細やかな操作が出来る持ち方です。
な力を歯茎や歯ブラシにかけることはありません。
ソニッケアーの効果的な当て方
・歯と歯茎の境目
歯と歯茎に対してブラシを少し斜め(約45°)にあててください。
・歯の表面
ブラシを歯の表面に少し斜めにあててください。
・かみ合わせ
かみ合わせ面に対して垂直にあててください。
・上の前歯の表側
ハンドルを立てて持ち、毛先先端部分で歯と歯茎の境目も磨きます。
・下の奥歯の裏側
奥歯の裏側には、毛先先端部分をあててください。
磨く時はブラシを強く押し付け過ぎない!ソニッケアーの効果が出ず、歯茎や歯ブラシを痛めてしまいます。
歯を磨く順番も大切です。
ソニッケアーは、磨き時間をお知らせするカドペーサー機能を搭載しています。
口腔内の上下・裏表4つのセクションを均等にブラッシング出来ます。
ブラッシングのヒント
・歯磨き粉をお使いになる場合、飛び散るのを防ぐ為ブラシヘッドを口腔内に入れてから電源を入れて下さい。
・ソニッケアーの性能を最大限引き出す為に、ブラシヘッドを歯に軽く当ててブラッシングして下さい。
・カドペーサー機能を利用すると口腔内を均等にくまなくブラッシング出来ます。
・お好みによって舌のブラッシングにもお使いいただけます。
ソニッケアーはお口の悩みに合わせた、多彩なブラシヘッドがあります。
∇歯垢除去の為のブラシヘッド
「プレミアムクリーン」
最大10倍の歯垢除去力
・柔軟なヘッド部分が強すぎる圧力を吸収し、歯の表面にぴったりとフィット
・毛先まで力が伝わり、届きにくい部分の歯垢も除去
∇歯茎の為のブラシヘッド
「プレミアムガムケア」
わずか2週間で歯茎の健康を推進
・柔軟なヘッド部分が強すぎる圧力を吸収し、歯の表面にぴったりとフィット
・毛先が歯茎のラインに沿って優しく歯垢を除去
∇ステイン除去の為のブラシヘッド
「プレミアムホワイト」
毛先が歯にフィットし、歯垢・ステインを除去
・柔軟なヘッドが強すぎる圧力を吸収し、歯の表面にぴったりとフィット
・密集したブラシ毛が歯の表面のステインを除去
「インターケア」
山切りカットで歯間の歯垢を除去
・通常より長いブラシ毛で、より多くの歯間の汚れを除去します
・コンパクトサイズもご用意しています
最良のブラッシング効果を得る為に、替ブラシは3ヶ月で交換。
ソニッケアーは、非常に高速でパワフルな振動で駆動します。
したがって常に最高の状態で使用する事が重要です。ブラシの寿命に注意して、傷んでいるように見えなくても、3ヶ月ごとに定期的に交換して下さい。
ソニッケアーのブラシは、交換の目安をわかりやすく表示しています。
青色のブラシ毛の先端が白くなったら交換のサインです。
ひとくちに電動歯ブラシといっても、3つに分けられます。
現在、歯科で主に取り扱っている高機能電動歯ブラシは、音波電動歯ブラシのことで、ブラシをあてるだけで磨けます。
一方、振動が非常に微細な超音波電動歯ブラシと、振動数が比較的少ないその他の電動歯ブラシは、自分で手を動かして磨く必要があります。
その他の電動歯ブラシを磨く癖で音波電動歯ブラシを使うと、上手くプラークを落とせませんのでご注意下さい。
きちんと性能を引き出すにはその製品に合った使い方をしなくてはなりません。
安全に使う為にもご自分の電動歯ブラシのマニュアルを確認しましょう。
長くなりましたが、少しでも電動歯ブラシについて知って頂きこれから購入を考えている人やもうお持ちの方の歯磨きの参考になれば幸いです。
ご不明な点があればお気軽にご相談下さい。