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インフルエンザと歯磨き

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こんにちは!
医療法人SED 汐入駅前歯科&Smile10デンタルクリニックの湯本です!
インフルエンザの季節ですね。
予防接種は済ませましたが、それでもかかることがあって心配です。
毎年流行するインフルエンザ、なんとかして予防したいですよね。
手洗い・うがい、予防接種のほかに、歯みがきも大事だってご存知ですか?

20201109_2.jpgインフルエンザは激しい熱を引き起こし、時に命まで落としてしまうウイルス感染によって起きる病気です。
「ウイルス」とはもともとラテン語で、「毒」という意味。
ウイルスの毒に侵される病気だと思われていたようです。
インフルエンザウイルスで、ヒトに流行を起こすのはA型とB型です。A型はトリ、ブタ、ウマに存在し常に変異しています。
B型はヒトに存在し、2種類あります。「予防接種をしてもかかることがある」のは流行予測を立てて作ったワクチンが、実際に流行したウイルスの型と違ったり、思うように免疫が付かないことがあるからです。
インフルエンザウイルスは、生きた細胞内に入り込まないと生きられず、そこでのみ仲間を増やすことができるパラサイトです。
季節型のインフルエンザウイルスは、ノドの粘膜の細胞(上気道粘膜細胞)を狙ってその細胞のレセプターに吸着し感染します。

20201109_3.jpgつぎつぎと感染するあいだに高熱が出て、免疫細胞が活発に働いてウイルスを攻撃してくれるため、多くの人は回復に向かいます。
インフルエンザの怖さは、爆発的な感染力にもあります。第一次世界大戦中の1918年に流行がはじまったスペインインフルエンザは、パンデミックを起こして1ヵ月もしないうちに世界中に広まりました。
当時の世界人口20億人のうち6億人が感染し4000万人近い死者を出しました。日本では当時人口5500万人のなか、40万人が亡くなられたそうです。
A型のインフルエンザにはたくさん種類があり、大きな変異が起きることでも有名です。
現在私たちにとって脅威になっているのは、病原性の強いH5N1型インフルエンザウイルスです。
幸い、ヒトからとヒトへの感染報告はごくごく稀です。しかしもしもヒトからヒトへ次々に感染するようになると、有効なワチンが開発されるまでに、世界中に感染が広がってしまう恐れがあります。

20201109_4.jpgそこで日頃から知っておきたいのが「予防策」です。
手洗い、うがい、そしてA型。B型への対応策なら予防接種をすること、栄養バランスと睡眠を十分にとること。
ここまではご存知の方も多い方法ですね。
これにもう一つ追加したいのが、「歯みがき」です
近年の研究によって、「お口のなかをきれいにし菌を減らすと、ウイルス感染のリスクが減る」ことがわかってきました。
逆に、「歯みがきを怠り、お口のなかに細菌がたくさんいると、細菌国が風邪やインフルエンザウイルスの感染をサポートする毒素をタップリと出してノド粘膜に悪影響を与え、その結果ウイルスの感染が促進されてしまう」というのです。
お口のなかの細菌が、むし歯や歯周病だけでなく、動脈硬化や楯尿病、そのうえ感染症にまで影響するとは恐ろしいですね。
人間には細菌をやっつける免疫機能があるのになぜ口のなかの細菌はやっつけられず、放っておくと増える一方なのでしょう?不思議ですよね。
これがプラークの恐ろしいところです。
ヌルヌル物質でできた膜のなかに隠れていると免疫細胞はそのなかにいる細菌に気づきません。
お口の細菌を減らす事にいちばん効き目があるのが「毎日の歯みがき」、そして「歯科医院で定期的に受けるクリーニング」です。
歯ブラシが届かない歯周ポケットの中にもたくさんの細菌がいますので、歯科衛生士によるクリーニングは必要不可欠です。
当院では、3ヶ月に1度のクリーニングをお勧めしておりますのでご予約をお待ちしております。
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