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【口呼吸をしている日本の子供はどれくらい?】

 

今回は、新潟大学の研究チームが2021年に発表した「口呼吸の子供の割合に関する研究」についてお伝えします。

 

全国の小児歯科医の協力を得てお口ぽかん、つまり誰が見ても明らかにお口で呼吸をしている子供の数を調査した結果、なんと日本の子供の31%の子供がお口ぽかん、つまり「口呼吸」をしているという衝撃の事実を発表しています。

そして、「口呼吸」は口腔機能の成長を妨げ、自然に治癒することがない疾患、つまり病気であると結論しています。

 

一見口を閉じているように見えても、口をしっかりと閉じずに上下の唇がたとえ1mmでも開いていれば口呼吸をしています。これを隠れ口呼吸といいますが、「隠れ口呼吸」を入れれば子供の約8割が口呼吸をしていると言われています。

 

大学が病気に位置付けている、口呼吸をしている子供にみられる共通点を挙げてみます。

・鼻が詰まりやすい

・アレルギーがある

・歯ぎしり

・イビキをかく

・扁桃腺が肥大している

・2,3,4歳の頃、中耳炎になったことがある

・歯並びが悪い

 

特に口呼吸をしている子ほぼ全員に共通していることが歯並びが悪いことです。口呼吸をしていて歯並びが良い子はほぼいません。

口呼吸をしているとなぜ歯並びが悪くなってしまうかというと、口呼吸をしていると歯並びの良し悪しを決める上顎骨の成長量が減少し、さらに上顎骨の成長方向も変わってしまうからです。

笑った時に上の歯茎がみえてしまうガミースマイルは上顎骨の成長方向が極端に変化した結果おこります。つまり、口呼吸はお顔付きにも大きな影響を与えているのです。

 

イビキにも大きな問題があります。

それは脳の発育への影響です。イビキをかくのは寝ているときに舌がのど元に落ち込み、気道を狭くしている結果起こります。気道が狭くなっているので睡眠中に吸い込む酸素量が低下します。

5歳までのお子さんの脳細胞はどんどん増えています。5歳までは脳細胞が増え続け、5歳からは脳の細胞同士を結ぶシナプスがどんどん増えていきます。この脳の発育に最も必要なのが酸素です。脳は体の中で最も酸素を必要としています。吸った酸素の25%は脳が消費しているほどです。

 

お子さんが就寝時にイビキをかいているということは、睡眠時に脳への酸素供給が低下していることを意味します。これはIQの上昇にも影響する可能性を示唆した報告もあります。

 

お口ぽかんをはじめとする口呼吸は大切なお子さんの成長発育に影響を与えています。

口で呼吸をするか?鼻で呼吸をするか?吸い込む場所が違うだけ、なんていう単純な問題ではありません。口呼吸か鼻呼吸かによって大切なお子さんの成長発育が変わります。

 

お子さんが正しい呼吸ができているかどうか?ぜひ一度確認してみてはいかがでしょうか。

 

こども矯正 マイオブレイス認定クリニック

理事長 山口和巳

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