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定期検診と歯周病について

こんにちは!医療法人社団SED汐入駅前歯科、歯科衛生士の熊谷です。
そろそろ梅雨入りも近いようですが いかがお過ごしでしょうか。

梅雨といえば、ジメジメした空気になり蒸し暑い日々が続きますが、

この時期ならではの景色や植物を鑑賞して過ごしてみてはいかがでしょうか?

さて、今回のテーマは

「定期検診の大切さ」

についてお話ししていきます。

定期検診とはメインテナンスとも言われ、虫歯や歯周病を再発、または進行させないため、

歯や口腔の状態を健康に維持するための健康管理です。

例えば、「歯が痛い」、「違和感がある」、「歯茎の腫れや出血」「口臭が気になる」など口腔に症状が出てから歯医者さんを来院する方もいらっしゃいますが、虫歯や歯周病が進行してしまっている場合もあるため、具体的な症状が現れる前に、定期的な検診をすることが大切になります。それが早期発見に繋がります。

定期検診(メインテナンス)では、歯石やプラークを取り除くだけではなく、口腔の状態が悪くなっていないか、悪くなる兆候がないかを問診や検査で確認していきます。また、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアとご自身でするホームケアのアドバイスを行います。

一般的には3~6ヶ月に1回の検診が効果的と言われますが、虫歯や歯周病のリスクが高い人は、もう少し短い間隔で受診することをお勧めします。

ここでメインテナンスの際に行われていることをいくつかご紹介します。
年に1回はパノラマ(レントゲン)撮影をします。

①全体的なお口のチェック
歯の本数に問題がないか、虫歯の有無、粘膜や病気のチェックをします。口腔粘膜にできる炎症(ex.口内炎など)には、粘膜の異常による口腔ガンなどの可能性もあるため早期発見のためにも、歯だけでなく口腔粘膜もチェックします。
お子さまの場合は、歯の生え変わりに問題がないかも確認します。

②歯周病検査(歯肉のチェック)
プローブという器具を使い、歯周ポケットの深さ、歯周病による歯の揺れ、ポケットからの出血、磨き残しや汚れがついているところを記録します。

③ブラッシング指導
口腔の健康のためには自身で行うホームケアが重要です。そのために、苦手なところを重点的に歯磨きの正しいやり方や、デンタルフロス・歯間ブラシ・タフトブラシなどの補助的清掃具についてのアドバイスを行います。

④クリーニング
歯ブラシでは落としきれない硬い汚れ(歯石)の除去をします。

⑤検診の結果や相談
検診の結果をお伝えし、今後の治療や歯科衛生士によるクリーニングの計画についてお話します。また虫歯や歯周病以外にもホワイトニングや審美的な相談もお話しています。

虫歯や歯周病などを早期発見、ブラッシングのスキルの向上、口臭の改善・予防、そして口腔の健康を維持するために、ぜひ定期検診(メインテナンス)を受けてくださいね!

 

次の担当は歯科衛生士の神田です。

さて続いてのテーマは、

「歯周病を放置するとどうなる?」

です。

歯周病はお口の問題だけでなく全身にも関わる病です。

そんな歯周病について詳しくお話いたします。

 

〇歯周病とは

歯周病とは、歯周病菌が歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かしていく病気です。

歯周病になると以下の症状が現れてきます。

 

・歯周ポケットが深くなる

・歯肉の腫れ

・歯肉からの出血

・歯肉から膿が出てくる

・口臭

・歯の揺れ

 

 

 

〇歯を失う原因

成人が歯を失う原因のナンバーワンは歯周病なのです。

 

・歯周病 約37%

・むし歯 約29%

・破折  約17%

・その他 約15%

 

 

〇歯周病がもたらす影響

歯周病は歯とお口の健康だけでなく、全身の健康と深くかかわっていることが分かっています。

 

 

・心臓

歯周組織を破壊して体内に入り込んだ歯周病菌は

血流にのって心臓まで達し、疾患を誘発すると言われています。

主な心臓病が、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞です。

 

 

・糖尿病

歯周病菌の毒素などが、血糖値をコントロールするインスリンの働きを妨げ、

糖尿病を悪化させるのです。

糖尿病が悪化し血糖コントロールがうまくいかないと

歯周病が悪化するといった悪循環に陥ります。

 

 

 

 

・誤嚥性肺炎

口腔機能が低下すると、飲み込んだ時に食べたものや唾液に

混ざった歯周病菌が誤って気管に入り込み肺に感染することから

命を奪う肺炎に罹患します。

高齢者の死亡原因の1位は誤嚥性肺炎と言われています。

 

 

 

・認知症

歯周病菌が血流を周り、脳へ入り込むことで認知症のリスクが上がると言われています。

歯周病は歯を失う大きな原因なので、

噛めなくなると脳への良い刺激がなくなります。

この刺激が無くなると認知症のリスクがあがるとも言われています。

 

このほかにも女性の場合は、早期低体重児出産などの妊娠・出産に

関わってくることもあります。

 

この様に歯周病を放置すると歯を失うだけでなく、長くにわたって健康に悪影響を及ぼします。

また、歯周病は放置しても自然に治ることはありません。

歯周病にならないため、歯周病を悪化させないためにも

定期的なクリーニングや検診を受けることをおすすめします。

 

こんにちは!歯科衛生士の吉田です。

 

最後のテーマは

『どうやって歯周病を防げばいい?』

です。

歯周病といえば何となく歳を重ねてからなる病気だと思う方もいるかもしれませんが、歯周病は20代からでもなってしまうとても怖い病気です。

歯周病は自覚症状が無いまま進行していくことが多いので、症状が出る前からケアをするのが大切と言われています。歯周病について知った今からぜひ歯周病のケアを始めていきましょう!

 

 

 

★まず始めに歯周病とはどんな病気か?

歯周病とはお口の中にいる歯周病菌によって歯茎が腫れたり、歯を支えている骨が溶けて

いってしまい最終的には歯が抜けてしまう病気です。

 

歯と歯ぐきの境目や歯周ポケットの中に磨き残しが残ったままだと、

磨き残しの中には歯周病菌がたくさん存在しているのでそこから歯周病が進行していきます。

 

★歯周病を防ぐためには?

上記で記述した通り、歯周病は歯と歯ぐきの境目や歯周病ポケットの中の磨き残しが原因です。

ですので、いかに歯と歯ぐきの境目や歯周病ポケットの中に磨き残しを残したままにしないことがポイントになってきます!

磨きの残しを残したままにしないためには

ホームケア(普段の歯ブラシ)& プロフェッショナルケア(歯科医院でのクリーニング)が大切です。

 

● ホームケアで磨き残しを残さない方法

ホームケアで磨き残しを残さないためには、歯ブラシでの正しいブラッシングが重要です。

 

歯と歯ぐきの境目の汚れを落とすために歯ブラシは歯ぐきに

向かって45度の向きで当てましょう!

 

45度の角度で当てたらそのまま優しく左右にブラシをこすります。

この時にブラシを強く当てすぎてしまうと、歯ぐきに傷がついてしまい歯ぐきが下がってしまう原因になるので要注意です。

また歯ブラシ以外にもデンタルフロスを使うことも大切です。

歯ブラシだけでは全体の60%しか汚れが落とせないと言われています。

また、歯周病は歯と歯の間から進行していくことが多いので歯と歯の間の汚れを落とすデンタルフロスを歯ブラシと一緒の使うことをおすすめしています。

 

●プロフェッショナルケアについて

毎日の歯ブラシで汚れを落とすことも大切ですが、毎日の歯ブラシだけでは100%汚れを落とすことは難しいと言われています。

磨き残しは日々積み重なるとが固い歯石になってしまい、歯石になってしまうと歯ブラシだけでは落とせなくなってしまいます。

そういった磨き残しや歯石、歯ブラシだけではケアすることが難しい歯周病ポケットの中の汚れは歯科医院でのクリーニングで綺麗にすることが大切です。

いかがだったでしょうか?

歯周病を防ぐためには毎日の歯ブラシと歯科医院での定期的なクリーニングが大切になってきます。

当院のクリーニングの際にはクリーニングだけでなく、歯科衛生士よる歯ブラシの指導もさせて頂いております。

歯ブラシについて何か分からないことがありましたらお気軽にお声掛けください!

お待ちしております!!

 

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